DAY.15-2 ラトビアへ

【現在「旅をしながら集めた生地で服を仕立てる」というクラウドファンディングに挑戦中です】
2018/08/01 続き

十字架の丘から宿に戻り荷物をピックし、今度はラトビアに向けてのヒッチハイク。
考えてみればただ「道がいいから」という理由でこんなに取り憑かれたようにヒッチハイクしまくるのもいかがなものか。
まぁでも道がいいんだからしょうがない。
さっきの十字架の丘は片道20キロだったが、今回は100キロは優に超える。
一発でラトビアまで行けるとは考えていない。

とりあえずJelgavaという次の町までいって、その後はその時に考えよう。

一台目の車が来たのでさわやかにニコッと笑って右手を水平に上げ親指をスタンドアップ。ブレーキがかかって急停止。

まさかの今回も一台目で止まった。BMW。
彼の名前はセルゲイ。

屈強なウクライナ人で去年ラトビア人の女性と結婚、現在奥さんの実家のあるJelgavaに住んでいてこれから帰るところらしい。

英語が堪能ではなかったとっても愉快でテンション高い彼はずっとしゃべっていた。

「Jelgavaでちょっと待っててくれたらそのままリガまで送ったるわ!リガで用あるけえ」

との事で、なんと一発でリガまで行けることに。備後弁はアドリブ。

Jelgavaではセルゲイの親友、屈強なウクライナ人のアンドレが合流!

その後一度家に寄ってなにやら金髪でグラマラスな奥さんのクリスティーナも合流!
セルゲイとアンドレとクリスティーナに挟まれた私いでくんはウクライナ語と英語とラトビア語らしきものの怒涛の質問攻め会いながらリガへと一気に北上する。
リガに着くと、

「俺が去年10連泊くらいしたいい宿があるからそこ泊まれよ!」

とのことでその宿まで送ってくれた。

ありがたいなーと思いつつその宿の前で降り、こっちだぜカモン!と言われセルゲイについて行く。

どうみても普通の民家のそのドアをノックするとヨボヨボのおばあちゃんが出てきてセルゲイ見事にきょとんとする。

どうやらもう宿はやっていないようだった。そりゃそうだ、どう見ても宿の要素がない。
必死に他の宿に電話をかけるセルゲイ。そしてどうやら値段交渉までしてくれている。
『宿はBooking.comで探すから大丈夫だよ』などとは到底言えない空気で、みんなでセルゲイの電話を固唾を飲んで見守る。

どこにかけても駄目だったらしくしょんぼりしてきたので、「ひとつアテがあるから大丈夫!」というと安心したようだった。
セルゲイもアンドレもクリスティーナも不器用そうだったが最高にいい人達だった。
ここだぜ!と言われて降ろしてくれた場所が全っ然違う場所だったがそれがセルゲイという男なのである。
リガの街を歩き、booking.comで見けた宿まで歩く。

時刻は16時。
あまりにすんなりとリガまで来れて拍子抜けだったが、チェックインしてシャワーを浴び、一通り済ませるとまた疲れがどっとでた。


ラトビア到着を1人で祝した後は、そのままベッドへ倒れ込む。
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井出雄士
Instagram/@maruigeta

タリンにて