DAY.06 ロケトの朝

2018/07/23 Mon

3時頃、テントを打つ雨の音で目が醒める。
やっぱり降られた。寝袋から這い出て、急いでテントを移動させる。

テントのスペックは、最低ランクのものだ。

北欧横断時はテント泊をメインにするため、この際ソロテントの最高ランク「アライテント」でも買ってしまおうかと随分悩んだ。

テントを持ち歩く事の最大のデメリットは重量である。アライテントは超軽量超コンパクト、頑丈で設営も簡単。そしてめちゃくちゃ高い。

1000g以下のテントとなるとやはり2万円は下らず、まあしょうがないかと思いつつ購入寸前に念のためにのぞいてみた¥1980の激安テントを見てみると、
というまさかの事実が発覚し、この謎の迷彩テントを購入した。

おそらく作りがチープすぎて軽いのだろう。実際に触ってみてわかるが、この生地ティッシュレベルで水通すんじゃね?という頼りない生地と、初めてミシン踏んでみましたレベルの雑な縫製だ。

マットレスと寝袋も似たような理由で極小かつ軽量のものが見つかり、すべてをバックパックの中に収納する事ができている。

雨が降ると案の定、軍モノを装いながらもまるでティッシュのような浸透力で躊躇なく雨を取り込んでくる我がテント。


雨も想定していたのですぐに移動できるようにしておき、暗闇の中すぐにバーの屋根の下へと移動させた。

なんとも頼りない迷彩柄である。

朝になると、天気予報は大きく外れて外は快晴になっていた。

バーのにいちゃんに荷物を置かせてもらって、ロケトまで歩き、早朝の街を探索することに。

朝の澄んだ光に照らされて、一層美しかった。

街でネクタリンを2つと、パンと、謎のペーストを朝食用に購入。

朝日に照らされたロケトの城は7年前と、そしておそらく建造された12世紀からも変わらず、今日もチェコの小さな田舎街に鎮座していた。

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井出雄士
Instagram / @maruigeta

カルロヴィヴァリ、Airbnbのフラットにて