DAY.03 ミュンヘン初日

2018/07/20

深夜に着き、3時までAlineの自宅テラスでワインを飲んだ後は倒れこむように寝た。それでも時差ボケのせいかうまく寝れず、結局7時には目が覚める。

思えば、Alineとの出会いはつい最近である。

5月の末に尾道に親子で観光に来たAlineは、サイクリングの途中に向島のアトリエを訪れた。



聞けばAlineはミュンヘンでボッテガヴェネタのマネージャーとして20年以上勤めており、70歳を超えながら超絶元気なお母さんも57年間も縫製士として働いていたバリバリのアパレル親子だった。

すぐに意気投合し、2人も尾道に滞在中に何度も自転車でアトリエに足を運んでくれた。



その時からEU旅の事は考えており、ミュンヘン在住のAlineがミュンヘンに来なさいと言ってくれ、この度甘えさせてもらうことになったのだった。


朝から仕事に行ったAlineを後にし、なんとなくミュンヘンの街を走ってみたくなってきた。



持ってきていたシューズとウエアに着替えてフラットを出る。



昨夜はすでに真っ暗だったのであまり感じなかったが、外に出た一歩目から
「どーもヨーロッパです!!」とでも言わんばかりの光景に思わず笑みが溢れる。



見たことない木、ベンチ、標識、手すり、
嗅いだことがない匂い、聴いたことがない信号の音、鳥の鳴き声、変な虫。
あらゆるものが毎秒のように意識に流入してくる。

木が木のような形である必要はなく、木が木であるのであればそれだけでいいという感覚を思い出した。そしてそれを忘れていた事を知った。


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井出雄士
Instagram/@maruigeta

Alineのフラットにて