日向

元来、服を先に量産してから販売するという服の流通スタイルに時代的なズレを感じていました。

その方法だと必ず物は余りますし、
店舗側としてもブランドから服を買取るよりも「需要が生まれたら販売」の委託の方が在庫リスクを負うことなくスピード感を維持できる。

そもそも服が必要以上に有り余っているこの時代に、「顔も知らない人のために服を作る」という意味そのものが気薄になっていると日々感じます。
店舗という間、ネットという間を介してさえ、あくまで人対人として血の通った物作りを生業にしたい。

それは体系の大小関係なく、物作りの根源であると思うからです。

日向(ひむか)と名付けた服達は、一般的である春夏/秋冬の2期ではなく、春/夏/秋/冬と、年間4期で展開されます。

気温や雰囲気を肌で感じながら、「隣にいる人が明日着るため」のようなリアリティをもって季節毎に一着ずつ丁寧に作ります。

それらのサンプルは量産されることなく、そのまま店舗に配置されます。
お店の方に「その人」の理想の寸法調整と、好みの生地を対話しながら選んでいただき、尾道の僕らがそのデータを頂いた上で初めて服が制作されます。


パターン調整から裁断、縫製、仕上げから発送までの全行程を「その人」をイメージしながら意思を持って一貫生産することができ、各店舗もしくはご自宅へと郵送します。
※[日向]は現在、香川県小豆島にある「うすけはれ」さんとの共同プロジェクトとして進行しています。
店舗にはサンプルが並び、対話を元に採寸して生地を選び、オーダーを頂く。
このコンセプトに共感いただける店舗様を探しています。ご相談下さい。