DAY.00 旅の概要

2017/07/18

久しぶりの感覚である。

ボロボロになったバックパックを押入れから引っ張り出し、ボロ雑巾のようになっていた旅専用デニムをタンスの奥から引っ張り出すと、なんとも言えぬ、しかし確かに昔感じていた「あの感覚」が想起される。


僕は昔は旅人だった。何を持って人は旅人と呼ばれるのかはわからないけど、「旅をする」という事が日々の全てだったからぼくは旅人だったのだと思う。

「6年で60ヶ国くらい周りました」というフレーズを便宜上よく使うけど、本当はそんな簡単な言葉であの日々を表す事は不適合なのはわかってる。

価値観の崩壊と再生が日々繰り返される濃密な1日が、1日、1日、ただ淡々と連続されるサイクルの中に身を置いていた。結果的にそれが約6年以上続いた。
大切なのは結果としての数字ではなく、その数字を構成している1日1日なので、それがすこしでも伝わるようにブログを書こうと思う。

その濃密な時間を共に過ごした道具達を前に、そのボロボロの姿が何かを思わせる。あの日々の中で起こったあんなことやこんなことも、このボロボロの道具達は知っている。相変わらず僕の髪の毛は長いままだ。

以下に旅の概要をまとめる。
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飛行機は7月19日12:00成田空港発、日本時間の同日21時にロシア・モスクワに着き、日本時間の20日4:50にドイツ・ミュンヘンに着く。(現地時間は19日21:50)
そこからチェコ、ポーランドへと北上し、バルト三国を抜けて船でフィンランドへ。
そこからはヒッチハイクでスウェーデン、ノルウェーと抜けてオスロから8月22日の便で帰国する予定。ろくに道も調べていないが一応飛行機を使わずにオスロまで行くつもりでいる。
ドイツとチェコ以外は行ったことがない国だ。ベラルーシも行ってみたかったがビザの都合上行けないことを知ったついさっきだ。

行く先々の国々で一枚づつ古い生地を買い集めながら、帰国後にその生地を使ってオーダーメイドで服(スモック)を作る、という企画にも挑戦する。

スモックのサンプル

制作の受注はクラウドファンディングで募集し、帰国後8月24日(金)−26日(日)の三日間、渋谷ヒカリエ8階aiiimaにて直接対面し、生地を直接選んでもらい、実際にサンプルの服を着用してもらって採寸します。

[買い付けた生地で作るピアスのオーダーも同時に募集します]


ヒカリエでの受注後、尾道へ戻って制作を開始するという企画です。

*クラウドファンディング開始は7/28より

(驚異的なタイミングでお声をかけて下さったヒカリエ8階MOVのN氏に感謝。
僕はずっと、旅と服を組み合わせたかったのです。)

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このブログは旅の間は毎日更新します。

アトリエを構えてから基本的に時間的余裕がないというのがすっかりデフォルトとなり、出発前は相変わらずバタバタ+西日本豪雨による長期断水が加わりバッチリ胃潰瘍になりました。あれはなかなか痛いっすね。

なので出発前はろくに写真も撮っていませんが、旅の様子をイメージしてもらえるように写真も交えながら更新していこうと思っています。

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井出雄士
instagram / @maruigeta

倉敷発新宿行きの夜行バス内にて